少し詳しい友の会のこと


《淀川先生の忘れ形見》        

東京映画友の会は、今を遡ること1948年、淀川長治先生が編集長をされていた雑誌『映画の友』の呼びかける映画ファンの会として産声を上げました。その後、雑誌廃刊を転機に、淀川先生を中心として会は存続されました。1993年に淀川先生は引退されましたが、会員によって会は引き継がれ、今も自由なココロの映画ファンの会として運営されています。1998年10月、当会がめでたく50周年迎えた直後に、残念ながら淀川先生は他界されましたが、私たちは淀川先生の映画愛を受け継ぎ、いつまでも東京映画友の会を残していきたいと考えています。

毎月第三土曜日が、東京映画友の会の開催日。20、30代を中心に幅広い世代から約50人もの参加者が集まり、新作から選ばれた幾つかの映画の、意見・感想をワイワイ発表しあっています。みんなが持ち寄る、とっておきの話は、堅苦しくなく、むしろエンターテイメントしてるくらい。笑いの絶えないのが、友の会の魅力です。古くからの会員でアニメーション研究家のおかだえみこサンのコーナーもあり、一足早い映画情報、とっておきのエピソードなどを聞かせて下さいます。会終了後には、喫茶店に場所を移した2次会を用意しています。そこで、話の合う人、気の合う人など、友達を作っていって下さい。

 

   
《和田誠さんデザイン》

当会のマークは、OBでイラストレーターの和田誠さんが、30周年を迎えた際に会員の案をもとにデザインして下さいました。映画を通して握手しよう』という意味が込められています。